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相次ぐバイトテロに問われる法的責任

2019年2月28日 刑事事件

連日のようにニュースで報道されているバイトテロ。バイトテロとは、アルバイト店員が、バイト先の店で商品を使用して悪ふざけを行う様子を撮影し、SNSに投稿、炎上する現象のことです。

こうした現象は2013年ごろから社会問題化しました。2012~2013年頃にスマートフォンの国内普及率が50%を超え、ネットリテラシーの低い若者が、仲間内で盛り上がるために過激な動画を投稿し合うという背景があるようです。

 

くら寿司・セブンイレブン・大戸屋など、有名店で相次ぐバイトテロ

今年に入って報道されただけでも、すき家でおたまを股間に当てたり、氷を床に投げる、くら寿司で魚をゴミ箱に捨てたあと、まな板に乗せる、セブンイレブンでおでんの白滝を口に入れて吐き出す、大戸屋でズボンを脱いで下半身を配膳用トレーで隠してふざけるなどのバイトテロが報道されました。

いずれも当該店員は退職・解雇処分となっています。
さらに、くら寿司・セブンイレブン・大戸屋では、法的措置を検討すると報じられました。

 

どのような罪に問われる可能性があるのか

悪質なバイトテロは、利用客に不快感を与えるだけでなく、店から民事上の責任として損害賠償請求されたり、刑事上の責任として業務妨害罪や名誉棄損罪などの罪に問われる可能性があります。

バイトテロで店名が報道されてしまった企業は、株価の下落や、バイトの意識改善のために全店休業して研修を急遽行うなど、多大なる損害を負い、対応に追われることになります。

スマホから誰でも簡単に動画を投稿できるようになった現代。軽はずみな気持ちで投稿した動画が、アルバイト先の店や企業に損失を与えるだけでなく、自身にも賠償責任・刑事責任が問われ、人生を台無しにしてしまう可能性があります。
動画投稿は簡単にできますが、一度投稿した動画を完全に削除することは、ほぼ不可能です。すべての人が閲覧できるインターネットにアップするということがどういうことなのか、それにより被害を被る人はいないのか、今一度慎重に考えて行動したいものです。

弁護士法人アドバンスでは、コンプライアンスに実効性を持たせる重要な役割を持つ、内部通報窓口の業務を承っております。コンプライアンス体制に不安のある企業の皆さまのサポートをいたします。
何かお困りのことがございました際は、弊事務所までお問い合わせください。


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